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現在41歳(1つ歳をとりました)    chikoの不妊治療記録。       夢クリニックで体外受精に挑戦。   <2009年1月に卒業しました>


by chiko2008
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「人並み」であること

2008年10月11日(土) <D16日目>

今周期、ここまで採卵→受精→分割と進んできました。

明日は、胚盤胞になったかどうかを確認する日です。
なっていれば、その日に新鮮胚を移植します。

もし成長が止まっていたら・・・、今回の挑戦はそれまで。

まだ成長途中だったら、2日後に胚盤胞凍結の確認をします。
その場合、移植は翌周期以降になります。

結果待ちは、ドキドキ!です。
気分転換をしているつもりでも、気になってしょうがありません。



さて、治療とは直接関係ないことですが・・・

先日TVで、米カリフォルニア州の失明患者に「人工網膜」を移植した・・・
というトピックを観ました。

患者の傷付いた網膜の上に電極シート(人工網膜)を埋め込み、
電気信号を脳に伝え、光を感じるというものです。

(と、書いてみても、その詳しいシステム、よく分かりません・・・)

電気信号から得た画像は、かなり抽象的なもので、
「見えている」と言ってしまうのは躊躇しますが、
光や人の動きなどを感じられるものでした。

施術を受けた女性はとても感激していました。
「光を感じる!暗闇じゃない」と。

そしてこの技術は、日本の半導体集積回路の技術を使うことで、
さらに鮮明な画像が「見える」ようになるかもしれないそうです。

すごいなー!と思いました。

網膜に異常があって失明した患者さんに、やがては人の目と遜色なく
「見える」時代がやってくるのかもしれません。

ほんと、すごい。

最先端の医療技術に、その時はただ驚いただけでしたが、
後になってこの話を思い出したとき・・・
フト養老孟司さんの著書の中の言葉が頭に浮かんできました。

「日本の社会は異形のものを受け入れない」

「異形のもの」とは、著書の中では、日本における身体障害者の出生や
社会生活について、欧米との違いを指摘していたのですが、
広義に解釈していいと思います。
人と違う、あるいは平均値から大きくはずれた人、とも。

もちろん欧米でも差別はあると思います。国によっても違うでしょう。
しかしながら、おしなべて、社会体制や人の気持ちが違うのだと思いました。

異形なものを「なかったこと」や「見えないもの」にする社会とは・・・

それはとても恐ろしい。

そして、私のように自然に妊娠できない身体で育ったものもまた
異形のものかと思うと、ヒヤリとします。
(自分自身を、重度の障害に悩む方と並列するのはおこがましいのですが)

人工網膜について、なにやらゴロッとした違和感を感じたのは・・・

障害を差別しない社会、人がそういう社会を努力して作り上げる前に、
障害をなくす医療・技術が、そのスピードを追い越してしまいそうだということ。

いかに人の「性根」を変えることが難しいか、

ということです。

私が子供を欲しいと思う気持ちは、純粋に「欲しい」と思うだけではなく、
ひょっとしたら、
「人並み」であることに、必死でしがみついているのかもしれません。



グルグル考えてはドキドキする週末が過ぎるまで、
コメントを閉じさせていただきます。

皆様には、よい週末を!
by chiko2008 | 2008-10-11 12:13 | ⑦通常治療周期 (4)(自然)