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現在41歳(1つ歳をとりました)    chikoの不妊治療記録。       夢クリニックで体外受精に挑戦。   <2009年1月に卒業しました>


by chiko2008
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治療の節目に思うこと

2008年5月16日(金) <D19日目>

明日は診察日&胚盤胞凍結の確認日です。

採卵前後から、わりあい心穏やかに過ごしてきたと思いますが、

夜、寝つきが悪かったり・・・
明け方にヘンな夢を見たり・・・

ふとしたことでクリニックのことを考えたり、
治療のことを思いついたり・・・

やっぱり気になっているのです。
受精卵を胚盤胞まで育てるのは、過去の治療歴からも初めてのことです。

治療のことばかり考える自分が、
まるで社会にいない人間に感じることもあります。

もっと他に考えなくちゃいけないこととか、
できることがあるかもしれないのに、
治療のことばかりに心が振り回されている。

でも、今クリニックの培養室には、たぶん育っているであろう(そう願っています)
私たち夫婦の遺伝子を持った「胚」があります。
今はまだ、顕微鏡で見なくちゃ分からないような小さな小さな存在ですが、
それは私たちの命の源です。

そのことを思うと、治療に振り回され、ふとしたことに心が震えるのは
あたりまえのことかもしれません・・・。

前の日記に、
夜中に大きめの地震があったとき、とっさにクリニックのことを考えた・・・
と書きましたが、夫にその話をすると、

「治療を知らない人は、そんなこと思いつくとは不謹慎だと思うだろうね」
と言いました。
他にもっと考えることがあるだろう・・・って思われるね、って。

その後に、
「でも、たしかにクリニックにはたくさんの患者さんの凍結胚が眠っていて、
 何かあると心配・・・と思うのは当然のことかもしれない」
とも。

クリニックに、小さな小さな命が眠っていることを、私たちは知っています。
まだまだ「赤ちゃん」とはいえない存在ですが、とても大切なもの。

明日、私の小さな胚も、その仲間入りができるかどうか・・・
やっぱり気にして止みません。
by chiko2008 | 2008-05-16 12:06 | ④通常治療周期 (1)