人気ブログランキング | 話題のタグを見る

現在41歳(1つ歳をとりました)    chikoの不妊治療記録。       夢クリニックで体外受精に挑戦。   <2009年1月に卒業しました>


by chiko2008
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

誰が産むの?

2008年7月7日(月) <D1日目>

「D1日目」、新しい周期の始まりです。

実はまだ生理は始まっていませんが、周期のカウント、
クリニックでは「ホルモン値」を基準に決められています。

前の周期にマーベロンを飲み終えた日から6日目が「D3日目」と設定されているので・・・
今日は逆算して、1日目。

今日の体調は、生理になりそうでならない気持ち悪さがありますが・・・
まぁ、これは毎度のこと。

今周期は採卵に入る予定なので、気持ちはちょっと緊張しています。

私の毎日、子供のいない専業主婦という立場は、まわりから見ると
何の変化もない穏やかな日々・・・あるいは優雅と思われることもありますが、
治療に関しては浮き沈みがあり、気分もいろいろ変わります。

前向きになる日もあれば、落ち込んだり、フトお金の心配してみたりするときも。(・・・笑)

でも、あまり人には話しません。

実家の家族に近況を聞かれても、だいたい「こっちは相変わらずよ」で済ましちゃいます。

前に、治療について妹に話したときのことをブログに書きましたが、
母に話したときは・・・

ざっとではありますが、体外受精について分かるように説明したつもりですが、
私が話し終えて母が発した一言は・・・

「それで・・・chikoが産むの?」

??

誰が産むのだ??

質問の意味を理解するのに、数秒・・・間がありました。

あ、向井亜紀さんのことを言ってるんだ。

「わ、わたしが産みますよ!」

あせって、敬語で、しかも大きな声で言っちゃった。

母であっても、この感想かぁ・・・
子供を授かった人との差は大きい、そして世代の差は大きいと、
まずは身内から感じてしまいました。

今思い返すと、ほほえましい反応なんですケド・・・。

ははは。

先日、婚約中の友人と会ったとき、ふとしたことから私の治療の話になりました。
同世代の彼女、やはり子供について気になる様子。
参考までに・・・と、治療について少し話したところ、友人は
男性の“精液検査”にとても驚いていました。

「えっ、男の人も検査するの!?」と友人。

えっ、そこびっくりするところなの!?

私は、「だって・・・原因が分からないと、そもそも治療の方針が立てられないでしょう・・・」
と言いながら、何やら・・・自分の生活がホロリと空中分解していくような、
せつない気分になりました。

まだ結婚前の彼女、これから夫となる男性に
「精液検査してネ」なんて言う場面を想像すらできないのかもしれません。
それはそうですネ・・・
恋人として付き合い始めてまだ数ヶ月なのに、そんなざっくばらんな婚約時代・・・。

でも、こんな身近なお付き合いからでも、不妊がいかに女性に不利な症状なのかと
あらためて知るきっかけになりました。

普段、夫やブログにコメントをいただく方たちと、治療について励まし合ったり、
相談し合ったりしていると、世の中愛に満ちているような気に、
フト錯覚してしまいますが・・・
実はけっこう厳しい状況だったりする。

世間から遠巻きにして見つめられている、そんな感覚に引き戻されるときがあります。

もちろん、それでも愛はありますけど!
by chiko2008 | 2008-07-07 12:12 | ⑤通常治療周期 (2)